第2回 Facebook広告の基礎-オーディエンスと予算設定-

オーディエンス

Facebook広告 「オーディエンス」と「予算」

前回では、広告配信の一番最初として広告の種類を説明しました。
どんな目的で広告を出稿するか決めた後は、どのような人=ターゲットに広告を配信するか、ターゲットを決めて行きます。Facebookではこの配信の決め方を「広告セット」を作っていくといいます。
今回は、
・ターゲット(どんな人に広告を見てもらうか)
・予算と配信期間
を決めて行きたいと思います。

効果的に広告を配信する為にどちらも欠かせない重要な要素ですのできっちり設定して行きましょう

ステップ1.ターゲット(オーディエンス)を決める

画面に従って配信する対象を決めて行きます。「地域の設定」では2016年から地図が表示されます。
ここでは以下のように設定をしてみます。

・地域⇒東京
・年齢⇒18歳〜65歳+
・性別⇒すべて
・言語⇒日本語

設定すると画面右側で配信できる人の人数が表示されます。
​Facebook広告では配信できる人の数「対象」を オーディエンスと呼びます。 

audience

audience


今回の場合、潜在リーチが4,400,000人と出ています。
これはどういう意味かと言うと、東京都ではおよそ440万人(3人に1人)がfacebookをやっているという事になります。数字の大きい・小さいだけではなくその数字が表す意味も考えて行くことが意外に重要な要素になってきますので数字が表す意味についても考えてみてください。

ちなみに、言語「日本語」は当たり前の設定かと思うかもしれませんが、コレを設定しないと、例えばフランス語しか読み書きできない都内在住のfacebookユーザに日本語の広告を配信してしまうことになります。勿論、「フランス人の為の日本語講座」などターゲットが決まっている場合は言語「フランス語」などを選べばよいのですが、多くの方は広告はそもそも「日本語」で書くと思いますので「日本語」と設定しましょう。当たり前過ぎて忘れがちな項目ですが、限られた予算を効率的に使う為にはこうした設定も必要になります。

今回は日本人をターゲットにするので、ここは「日本語」と明示的に指定しましょう。

また、地域は都道府県より小さい「市」単位でも設定できます。

「全国展開していないからfacebook広告は不要」と早合点しないようにしましょう。多くの人は「自分の町+キーワード」というような検索をしますので、もしプロフィールに住所の地名を登録していれば顧客になる可能性がぐっと高くなる可能性があります。

趣味・関心からのターゲットの絞込み
Facebook独自のターゲットの絞込として「興味・関心」があります。
Facebookでは趣味・関心などをプロフィールに登録していますが、この機能をフル活用した設定です。
ここが他のネット広告とは違い、Facebookの強い点でもあります。
この設定をきちんと行うことでまず間違ったターゲットに広告は配信されません。具体的に設定してみましょう。

今回は、私の「Web制作事業」のWebページを宣伝したいので、以下のような設定をしました(横文字だらけで分かりづらいすね)

target_interest_

target_interest_

こうしたターゲットを設定することで、ウェブ関係の仕事をしているかたや興味がある方にFacebook広告を見てもらい、アピールできます。
そもそもWeb関係の仕事をしている人がWeb制作を依頼することは少ないかもしれませんのでこの辺りがトライ&エラーや私のような専門スキルがあるような人に依頼するのがよいと思います。

こうした方法でWebページ作成を依頼したい方(と広告主が描いている人)に効率的にリーチができる、というわけです。
地域を東京に絞った為か今回のターゲットのオーディエンスは530,000人でした。
この人数がFacebook広告を打つうえでの潜在顧客となります。

ユーザ層からのターゲットの絞込み
先ほどは、「趣味・関心」というジャンルからオーディエンスの絞り込みを行いましたが、もっと便利な機能に「ユーザ層」というものがあります。
一見するとそんな項目はないのですが、「参照」をクリックすると「ユーザ層」という項目が現れます。

ユーザ層_オーディエンス

ここから自身のターゲットに合うユーザ層を選択すればより効果的に広告を打つことができます。
私がよく使うのは「仕事」の中の「業界」「役職」です。
Webページを作ろうとしている方は、ビジネスシーンでは「営業」という役職の方は少ないはずでどちらかと言えば、オーナーや経営者と行った側の役職者かと思います。
「役職」では、facebookで登録されている肩書を検索し、その方に広告を打つことができます。

ユーザ層2ユーザ層3

行動からのターゲットの絞込み
よりマニアックな設定ですが、「行動」という側面からもオーディエンスの絞込をすることができます。
複数ありますが、代表的なものを説明します。
・シーズンとイベント
⇒開催されるイベントに合わせたFacebook広告を打つことができます。
 例えば、「オリンピック」を選択すれば、オリンピックに興味がある人に広告を打つことができます。セミナーやイベントなど季節・時期的なものの宣伝をする場合は効果的かも知れません。

・デジタルアクティビティ
⇒ユーザのWeb上での行動につけられる属性を元に広告を打ちます。
 例えば、「Facebookページの管理者」「アーリーアダプター」など細かい設定ができます。
 細かいですが、こうした設定を活用することで更に効果的なターゲットに広告を配信できます。

「つながり」の設定
この設定はFacebook広告の中で非常に重要な設定項目になります。自身が管理しているFacebookページとつながりがある人に広告を配信することが可能です。いわゆる、口コミです。

広告の最大の武器と言っても過言でもない口コミ効果を出す為の設定ですのでしっかり設定しましょう。
どういう広告配信になるかというと、以下のような広告が配信されます。

つながり広告

知り合いの名前がでてきて「◯ますさんがXXについていいね!と言っています。」と表示されます。
知り合いの方の名前が出てくるので、「◯◯さんがいいね!と言っているものだからいいものかも」
という心理状態になりやすいです。いわゆる口コミの効果と同じですね。口コミについては記載すると長くなるで別記事に書こうと思いますが口コミは購買判断の20〜50%影響するという結果があります。

自分のFacebookページに「いいね!」を押してくれる人やその友だちにまで配信設定ができますので効果的に口コミを広げることが可能です。

やはりこの広告によるコンバージョンは比較的反応がよい傾向にありることが分かります。

少し長くなりましたが、オーディエンスを決めたら次はfacebook広告にかけるお金、費用の設定です。

ステップ 2.Facebook広告の予算を決める

Facebook広告の予算は1日500円から配信が可能です。(昔は100円から可能でした)設定した予算に達した場合にはその時点で自動的に広告配信が停止しますので、気がついたら想定以上にコストがかかっていたということはありません。
非常に安価な値段から広告配信できるのも魅力的です。

予算の設定
予算は、「1日あたり◯◯円」または「通算予算として◯◯円」の2つのパターンから選択設定します。

掲載期間の設定
掲載期間は分単位で細かく設定が可能です。今すぐに広告配信することもできますが、通常は開始日と終了日を設定して広告を配信することになるかと思います。

下の図のように、予算と掲載期間を設定すると最大費用が自動計算されて表示されるので、ご自身の予算感とずれていないか最終確認できます。

予算
Facebook広告配信の曜日を設定して効果的に配信
予算を「通算予算」に変更することで、「広告スケジュールの項目」の「スケジュールを設定して広告を配信」という設定が可能になります。
この項目ででは、Facebook広告配信する時の

・曜日(どの曜日に配信するか)
・時間帯(その月〜金は夜の時間帯、土日は昼の時間帯など)

ということを細かく設定することが可能です。下の図のように曜日・時間のマス目をクリックして設定できますの非常にかんたんな操作で設定することができます。

配信スケジュール

土日は営業していない場合は土日の配信をやめる、主婦ターゲットなので昼間に配信するなど設定ができます。TVのCMと似ていてこの設定も非常に重要ですのでできるだけ設定をした方がよいと思います。
サラリーマンターゲットに月〜金の日中に広告を打つのはあまり得策ではありません。

Facebook広告 ここまでのまとめ

設定お疲れ様でした。Facebook広告を配信する上で基本的な「オーディエンス」と「予算」の話をさせていただきました。見慣れていない言葉や設定がでてきて戸惑う箇所もあるかもしれませんが、1度知ってしまえばあまり難しい項目ではありません。このあたりをきちんと設定することで無駄なコストを掛けずに効率的に広告が配信できることがわかったと思います。

Facebook広告の特徴として

・すぐにでも始められる。しかも他のネット広告より安くCPA(顧客獲得単価)を獲得できる。
・競合が少ない(Facebook広告はまだまだニッチです)
・GoogleやYahoo!の広告(リスティング広告)では獲得できない層にリーチできる
・口コミの効果を最大限に利用することできる
・色々な業態やビジネスに使える(セミナー集客、サービス販売など」
・コツさえつかめば比較的簡単にできる(自己流のやり方は危険ですので最初はしっかりやりましょう)

という点が挙げることができると思います。

広告配信したことがない人も既に実践している人も基礎的な部分をおさらいしてしっかり取り組めば非常に高い効果を出すことができます。

この後も更にFacebook広告の「広告画像」「文章」の説明について説明しますので是非チェックしてみて下さい。

▶第1回Facebook広告出稿の方法-広告の種類-
▶第2回Facebook広告の基礎-オーディエンスと予算設定-
▶第3回 Facebook広告-出稿!広告画像の設定とテキスト−

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tokitanaokiサラリーマン&C.E.O

投稿者の過去記事

東京大学大学院修了。某大企業に務める傍らでWeb制作、Webマーケティング、システム開発、動画・画像制作ビジネスを展開。物販ビジネスにも従事し、月商300万円を達成。

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